サッカー男子とバスケ彼氏

 

 

私はサッカーが好きだ

 

 

なぜかというと、父や兄が経験者。昔からスタジアム観戦やJリーグを一緒によく見ていたからだ。

 

見ているうちにルールを覚えては、

香川真司!!うっちー!!

よくテレビの前で応援した。

 

 

私は小1で入学した時、入学初日に恋心を抱いたのを今でも覚えている。

隣の席の、なんかスポーツをやってそうな男の子。サッカー男子だった。

そこからなんと中3までずっと好きだった。キャプテンで色黒でクールな人。サッカー部あるある。

でも奥手過ぎた昔の私、告白できずに終わるのであった。

 

 

高校生になって一目惚れした人、4年付き合った元彼。

彼もまたサッカー部だった。

 

 

これまで好きになった人は全員「サッカー男子」なのだ。

 

なぜ私はサッカー部に惹かれてしまうのか、、、

今でも「サッカー部=イケメン」がなぜか根強い

サッカー部という肩書きが好きなのか、ただ好みの人が皆サッカー部に所属しているだけなのか、、、

 

確かにサッカー部人気は高かった。彼女もちも多い。もちろん陽キャ。少々チャラさあり。

「彼氏もち」がステータスのように感じていた当時の私からしたら、「割と人気なサッカー部のエースが彼氏である自分」に酔っていたのも事実。

 

だが思春期の頃は「サッカー男子」から抜け出せずにいた。

 

 

 

 

 

そして現在、社会人になり、彼氏がいる。

なんと、、「バスケ男子」だ。

 

 

彼は強豪校でバスケをやっていて、全国常連。

バスケに関しては私の技術は学校の球技大会優勝レベル。

ボールを持って3歩以上歩いてはいけないのは知っている。笑

 

 

 

私「ねえ、バスケのルール教えてよ。もっとバスケのこと知りたい。」

 

彼「1時間かかるけど大丈夫そ?」

 

私「やめとく!!!!」

 

バスケに対する熱量がすごい彼。

そんな会話をしながら一緒にオリンピックの男子バスケを見た。

 

 

 

 

最近考えた。今まで付き合った人は全員小学校に入る前からそのスポーツを始めて、大学まで続けていた。これまでの元彼も今彼も、共通点がたくさんあって驚いた。

 

 

 

 

 

休みは月曜のオフのみ。オフも体のメンテナンスか休養。休日はもちろん遠征。学生時代に友達や彼女と遊んだ記憶はほぼない。テスト勉強は通学電車の中で寝そうになりながら必死にやっていたみたい。修学旅行も全国予選が近くて行かなかった。誰も弱音や愚痴は聞いたことがない。

 

 

1つのものに熱量をかけて頑張っている姿

いろんなものを犠牲にして人生をかけていたその姿

 

 

 

 

そんな姿に惹かれていたのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元カレとアイス

今週のお題「好きなアイス」

 

 

 

私は抹茶が苦手だ

 

高校生の時、放課後サッカー部の彼を待って、一緒に帰るのが楽しみで

コンビニに寄って夏にはアイス、冬には肉まんをよく買って帰った

 

 

ある日の部活帰り、アイスを選んでいると

「この抹茶味、めっちゃ美味しかったんだよ!まじで食べてほしい、絶対美味しいから」

「そんなに美味しいの、じゃあ食べてみようかな」

 

うん、、思ったよりは美味しかったがやはり好きではない抹茶の味

何故嫌いと言えなかったのか

 

なんだ好みが違うのか、なんか合わないな

とか思われるのが嫌だったのか

 

思春期の恋ってそんな感じだったな

なんだか嫌われるのが嫌で本音が言えない

好みが合うね、気が合うね、と思わせたくて相手に合わせる

 

それでもどうしても大好きだったあの時の彼

 

 

 

そして20代になり、社会人になり、

実は今の彼氏も抹茶が大好きだ。

 

昨日家に来た時にハーゲンダッツを買ってきてくれた。抹茶味2つ。

 

私「あのね、、抹茶が食べれないんだ、、、」

彼「そうなの!じゃあ一緒に買いにいこっか!」

 

なんてわがままな私。

その後隣のコンビニに行ってハーゲンダッツのバニラとストロベリーとマカダミアナッツ

買ってくれた。

 

 

年月が経ち、こんなにもわがままになり(笑)、はっきり言えるのようになったのかと

ハーゲンダッツの抹茶を見ながら元カレを思い出した

 

 

自分の気持ちをはっきりいえなかったけれど、とてつもなく好きだったなと

今はどんな人が隣にいるのかなと

 

あの時の思い出をよみがえらせながら

彼と一緒に好きなハーゲンダッツマカダミアナッツ味を食べた。

 

 

 

 

とある女の恋日記〜初恋〜

 

 

高校生の時、人生で初めてとてつもなく、大好きな人ができた。

 

中学生の時は「好き」という感情はあったけれど、

「○○くんと付き合った」だの「〜〜でキスして」とか「、、、でセックスしたんだけどさ」とか、なんだか先を行っている友達の話を聞いては、

ああ私もいつかはするのかなあとぼんやり思っているくらい(笑)

 

そして高校生になって3日後、廊下ですれ違った他のクラスの男子に一目惚れ。

 

 

どうやら彼も「あの子がタイプ」と言ってくれていたらしく、共通の友達を通してメアドを交換。

あえて彼のクラスの廊下を往復してみたり、あえて彼のクラスメイトに教科書を借りたり、

お互いに視線は合うけど、言葉は交わさない、恥ずかしいから。

 

この頃っておそらく一番楽しい時期。

 

めでたく付き合ってからは、幸せな毎日。

彼の部活が終わるのを待って、一緒に帰り、手を繋いでキスをして、

部活が早く終わる日は親のいない家でセックスをした。

 

 

 

3年後

大学生になって、2時間の距離に。

それでもやっぱり大好きで、彼も会いに来てくれて、

 

でもなんだか、物足りなくなってしまった。

 

好きだけど、文句もないけど、このまま続けて、

何年か後には結婚?

 

ん、、、イメージがわかない。

 

 

お互いに上京してきた私たち、

就職は地元に帰る?

あれ、そもそも就職のことちゃんと考えてる?

進む方向が何だか違う?

 

 

 

「今でも好きだけど」

 

 

 

お互いに気持ちは同じで、話し合いの結果、別れた。

夜中永遠に大号泣。

 

「好きなんだけど別れる人の気持ちがわからない」

「別れて泣くくらいなら別れなければいいのに」

と言われそうだけれど

 

私は自分の人生の中で彼を

「一生寄り添う人」とか「旦那」ではなくて

「一緒にはなれなかったけど、一生特別な人」として思い出に閉じ込めておきたかったんだろうな

 

 

 

 

 

 

そんな彼は今、誰かの旦那となり、父となり、

 

 

彼の淡い青春の思い出のどこかに私はいるのだろうか